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2011年10月31日 (月)

5-5 いわゆるバリュー投資

姉「同じものの値段が違っているということは、ある“正しい値段”があると仮定すると、片方が高すぎるか、もう片方が安すぎるか、もしくは両方の値段が間違ってるということになります」

弟「理屈の上ではそうだね」

姉「そして、もしその商品の本当の価値(value)にふさわしい“正しい値段”を知ることができ、さらに、間違った値段がついていてもいずれ“正しい値段”がつくというのであれば、間違った値段と“正しい値段”との差額を裁定することが可能になります」

弟「なんか難しそうな仮定が2つもあるねえ」

姉「とても難しいです。投資においては、未来の価値を織り込んで“正しい値段”を推測しなければなりませんが、得られる経営や財務のデータは過去のものなのです」

弟「ふーむ」

姉「端的に、リーマンショックの頃、PER(株価収益率、price earnings ratio)などからみて日本株は割安、などといった言説がありましたが、これから景気が悪くなるときに、景気が良かったときの指標をもちだしても、やはり意味がないのです」

弟「時間がたてば景気は戻るかもしれないけど、そのときはもうその会社の製品が売れなくなってるかもしれないしね」

姉「ウォーレン・バフェットが永続性のある企業を選ぶというのも、裁定の考えやすさという面もあるかもしれませんね。ともあれ、出来合いの指標を参考にしただけで儲けが出ると考えるのは、とても甘いです」

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